私はアニメやマンガといった日本のポップカルチャーが大好きです。そしてゲームも好きです。好きなゲームのジャンルはホラーゲームです。

特に学校の怪談系のような90年代に流行ったレトロな雰囲気漂うゲームが大好きで、時系列順にホラーゲームをプレイしたり、手に入りにくい作品は実況で保管したりしています。

このゲームに出会ったきっかけも、たまたまホラーゲームの歴史を探っていた時に偶然タイトルを目にしたことです。

これから私の好きなホラーゲーム作品『トワイライトシンドローム』について紹介いたしますこのゲームの魅力や見どころについて書いていきます。

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『トワイライトシンドローム』とは?

今回紹介するのは1996年に発売された『トワイライトシンドローム』です。

このゲームは二度発売されており、1996年3月1日に発売されたものは『トワイライトシンドローム探索編』、同年7月19日に発売されたものは『究明編』と名付けられています。ちょうど前後編だと考えてもらえたらいいと思います。

内容は、女子高生のユカリが友人で霊感のあるチサト、後輩でオカルト好きなミカと一緒に学校や街に関わる不思議な・怖い噂を検証するという内容です。

オカルト好きでゲンキンな性格のミカがあらゆるところから噂をかき集め、それを先輩であるユカリとチサトに相談を持ち掛け、噂を検証しに出かけるというのがお決まりの物語のパターンです。

それぞれステージがあり、検証を完了できたらゲームクリアです。

感動もあり、ホラー以外の要素も魅力

このゲームはホラー要素だけではなく、当時問題になったいじめ、何より大事な「自分を見つける」「自分を見つめなおす」といった内容が含まれており、感動したり悲しんだり、何よりそれらをうまく融合させてドキドキ、ハラハラさせつつプレイして/内容を見てよかったな、気付きをもらえたなと思えるところが一番の魅力だと思います。

ホラー要素は私の大好きな学校の怪談系です。噂を一つ一つ検証していくのですが、その道中で選択肢を誤ると容赦なくバッドエンドになります。

一番怖かったのはミカを救えず、ずっと魂の抜けたぼーっとした子になってしまったことです。自分の選んだ選択肢によってこのような結果を迎え、呆然となってしまいました。

ですが感動する場面も多々あります。クライマックスではユカリが自分を見つめ直し、あの世に取り込まれないよう気を確かに持つ場面があります。

ここではユカリは恋人に言えなかったこと、母親に言えなかったことを思い出し、まだ生きたいと願います。こうしたユカリの心情を通して生きて悔やむことは悪いことでもないなと思えるようになりました。

現在、入手困難になってしまっている

この作品のデメリットとして、まず今日ではかなり価格が高騰してしまっていることです。現在では新品だと10万円を超えることも少なくありません。中古ですとそれなりの値段で購入できますが、それでも2万円はかかります。

更に前後編に分かれているので完璧にコレクションしようと考えるとちょっと難しいかもしれません。一つになったコンプリートバージョンがそちらをお勧め致します。

内容的な欠点としてはホラーがダメな人やネガティブになりがちな人にはあんまりお勧めできません。内容に引きずられてネガティブにならないで欲しいです。

あとは続編が大して面白くないことです。『ムーンライトシンドローム』や『トワイライトシンドローム-再会-』がありますが、特に『ムーンライトシンドローム』についてはファンの間でも賛否両論です。

とにかくキャラクターが魅力的

『トワイライトシンドローム』はなんといってもキャラクターが魅力的です。ユカリは気が強くしっかり者ですが、人に言えない秘密を持っていたり、少しチサトに依存していたりと人間的に弱い部分も見受けられ、守りたくなる存在です。

チサトは内気で気が弱そうに見えながら、ミカに言い返したりユカリを元気づけたりと精神的にはタフでどこか母性を感じさせます。

ミカもまた気が強く打算的な性格ですが、とある噂の検証では根はいい子なのだと理解できます。こうしたキャラクターの造詣が更に内容に深みを出しています。

また、『トワイライトシンドローム』はホラーゲーム好きな人には一目瞭然で、ゲームシステムを1995年の『クロックタワー』から踏襲しています。

『クロックタワー』は少女が洋館で謎の大はさみを持った男に追いかけ回されるゲームで、ほとんど抵抗できる力を与えられないまま常に横移動します。

『トワイライトシンドローム』もまた常に横移動で進めるゲームのため、操作性としてはあまりよくありません。操作性があまり良くないのはホラーゲームの特徴です。

そうした操作性の悪さでも『トワイライトシンドローム』は画面の奥行きを無くし、恐怖を演出しています。

また、横移動は80年代アーケードゲームを彷彿とさせるゲームです。ドット画も含めどこか懐かしさの漂うレトロな雰囲気が出ています。

また、こうした演出は1999年の『夕闇通り探検隊』でも引き継がれています。『夕闇通り探検隊』は『トワイライトシンドローム』と同じく、学校や街を探索し100個の噂を検証するというゲームです。

横移動に加えて魚眼のように360度見渡し霊を探すシステムも搭載しており、ホラー探索ゲームとしての進化も感じさせます。

こうしてホラーゲームの歴史を辿ることによって、『トワイライトシンドローム』を見ることもお勧め致します。

まとめ

『トワイライトシンドローム』は探索系のホラーゲームで、それぞれの章に気付きが含まれた魅力的な作品です。その魅力を更にキャラクターが掘り下げています。

現在ではゲームの価格が高騰しているので、プレイはコンプリート版をお勧めします。

『トワイライトシンドローム』のゲームシステムは『クロックタワー』を踏襲しており、その魂は『夕闇通り探検隊』へと引き継がれています。

ホラーと物語の密接な融合、そして歴史的なゲームシステムの観点を踏まえ、『トワイライトシンドローム』の魅力が伝わればいいなと思います。