永遠に中学生と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか。曲の題名かな?本の名前?何かのグループかな・・・と思い出すものは人それぞれだと思います。
今回私が書いていくのは、女性アイドルグループの「私立恵比寿中学」についてです。
私が私立恵比寿中学(以下エビ中)に出会ったのはとある別のアイドルグループを見に行った時です。
私は元々アイドルグループを聞くようなタイプでは無かったのですが(洋楽を中心に日本の音楽も聴いていました)サブカルチャーとして流行りだした2010年辺りからでしょうか、アイドルグループの楽曲や演出が多様化しニコニコ動画やYouTube等ネット界隈で見る事が多くなりました。
そこで、特に私が気に入ったのが「ももいろクローバー」(後のももいろクローバーZ)で、ライブを見たりするようなり、先ほども記述した通りそこで、エビ中を知りました。
ここでは、エビ中の経歴や魅力を説明したいと思います。
Contents
私立恵比寿中学とは?
私立恵比寿中学(しりつえびすちゅうがく)は、スターダストプロモーションに所属する女性タレントらで2009年に結成された日本の女性アイドルグループである。自称「King of 学芸会」。略称はエビ中。「ももいろクローバーZ」、「チームしゃちほこ」、「たこやきレインボー」の姉妹グループ。(Wikipediaから引用)
エビ中のグループの名前の由来は所属するスターダストプロモーションの所在である地恵比寿から取られています。そして現在、メンバーの卒業(転校)や喪失を何度か迎え7人体制で活動をしています。
とてもフレッシュなアイドルグループ
私がエビ中を初めて見た時(2011年)は、まだメンバーも今より多くダンスや歌もまだまだこれからといったところで、まだあどけなさや危うさの残る、フレッシュなアイドルグループだなぁと思いました。
曲に合わせてのダンスパフォーマンスも一生懸命で一人一人が頑張っている印象が強かったです。
その中でも「ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜」という曲でメンバーの廣田あいかの声を聴いた時には驚きました。
何に驚いたのかと言うと見た目が、とても幼かったことです。
(当時12歳くらいだったこともありますが)さらにその廣田あいかが歌うと、もっと驚きが…声が大きく何といっても力強い!
幼い見た目の女の子から想像できますか?
出来ませんよね。
もちろん話しているときや歌の合間等は、その幼い容姿にあった、可愛らしい、いやアニメから出てきたキャラクターのような声をしています。
つまり彼女は場面によって声を自在に操っているのです。
そしてもう一つ二つ、彼女と言えば個性的なファッション!鉄道ファン!これも外せません、パンダも好き!
と、一人を掘り下げても個性が溢れ出ていることがお分かりいただけたかと思います。
アイドルのファンになるのは抵抗ある人もいるかもしれないけど
永遠に中学生!というキャッチコピーの通り、中学生時代のような追体験ができるアイドルというのが魅力ですが、裏を返せば、現実から目をそらすような趣味になってしまっているのがデメリットと言えます。
また、ファン同士の仲が良いのが魅力ではあるのですが、ファン通しが肩を組むのが習わしの曲もあり、極度の人見知りや潔癖症の方にはつらいライブとなるのではないでしょうか。
そういった意味でも人を選ぶのかなあと思います。
ただ、最近は肩を組んだり手をつないだりするファンも少なくなってきました。
以前のファン同士の触れ合いが好きだったファンの人にはちょっと寂しいかもしれません。
また、なかなかメジャーほどの知名度にならない歯がゆさも、ファンによっては苦しく感じる人もいるかもしれませんね。
楽曲の提供者には有名なアーティストも
エビ中の魅力の一つと言っていいものに楽曲があります。
アイドルグループなんだから曲がいいのは当たり前と思われるかもしれませんが、その楽曲の提供者に話題のアーティストが多いのです。
ももいろクローバーZやでんぱ組.incにも曲提供している前山田健一(ヒャダイン)、元JUDY AND MARYのTAKUYA、岡崎体育…と挙げきれ無いほど多くの人が作っています。
それが何を示しているのかということですが、一般的なアーティストやアイドルは曲の提供者はそれほど多くはありません。
しかし、私立恵比寿中学の場合は楽曲提供を多数のアーティストに任せることによって正統派なアイドルソングだけでなくロックからダンスナンバーとジャンルを超えたパフォーマンスを提供してくれるのです。
ここで、エビ中のパフォーマンスの話が出たので一つエビ中の不可抗力的な特徴をあげます。
それは、天気です。
エビ中のライブは野外が多い(フェスを含め)のですが、雨の確立が高い!
しかし、雨はエビ中の武器にもなっています。
2013年に行われた氣志團主催の氣志團万博での雨の中のステージは、圧巻としか言いようがありませんでした。
氣志團を意識した女ヤンキー姿だけでもインパクトは十分であるのにセットした髪の毛もぐちゃぐちゃ、勿論お化粧もぐちゃぐちゃ。
アイドルグループとは思えない姿は、ロックバンドの様でした。それを見て、ファンになった方も多いと聞きます。
グッズでもポンチョが売られるなど、スタッフもエビ中のライブでは雨が多いと認識されているようです。
スターダストのアイドルグループによく見られるカラー分けは9thシングル「スーパーヒーロー」から正式に取り入れ使用されるようになりました。
2017年2月8日、松野莉奈が18歳という若さで急逝
そして、NEWSにもなった悲しいお話もあります。
それは、メンバーの松野莉奈が致死性不整脈で2017年2月8日18歳という若さで急逝したのです。
アイドルファンの間でもNEWSになり、私も悲しみにくれました。
その後、2017年5月31日にSME Recordsから発売されたアルバム「エビクラシー」に「なないろ」というレキシの池田貴史が手掛けた楽曲が収録されています。
歌詞に松野莉奈のイメージカラーである青が出てきたり、なないろ→7/16(松野莉奈の誕生日)が採用されていたりしているのです。
この曲を聴いているとエビ中は前を向きメンバーをなくしたことを受け入れたのだなぁとそれぞれの思いがこみ上げ涙が出てきます。
7人でエビ中は歩いていく。そうなのだと思いました。
まとめ
来年の1月3日の武道館で、出席番号6番の廣田あいかが転校(卒業)します。
ファンとしては7人体制でのエビ中を見る事が出来なくなるのは寂しいですが、自分でやりたいことが見つかった事は嬉しいことです。
それは、先にいってしまった松野莉奈が背中を押してくれたんだと思いました。彼女が抜けても「私立恵比寿中学」は続いていきます。
別々の道を進んでいても好きな気持ちは変わりません。寧ろまた別の世界を見せてもらえる事に期待をしていますし、これからもファンであり続けていきたいと思っています。