私は現在専業主婦を行っております。それまでは、事務職を行っており、毎日、淡々と事務職をしている中で、目標もなく過ごしていました。

つまらないと感じる毎日の中で、テレビで「世の中の社長が行っていること」という特集が流れてきました。

その中で、「毎年、必ずやりたいことリストを100個出す」と言っている方がいらっしゃいました。

ああ、私もこういう風に目標を持って過ごしていないから、つまらないと感じるのだとハッとしました。

ちょうどその頃、BSで「男はつらいよ」が放映されており、なんとなく観てみたところ、心に刺さるような部分がありました。

そうだ、「男はつらいよ」を全話観てみよう!そうしたら面白くなるかもしれない。
そう思い、全話観てみることにしました。

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『男はつらいよ』とは?

「男はつらいよ」を知っている人はどれだけいるのでしょうか。
山田洋二監督の作品で、はじめはテレビドラマとして始まったそうです。

あまりにも好評だったこのドラマは、映画化され大ヒットとなりました。なんとシリーズは48作まで続きました。

渥美清演じる虎次郎こと寅さんは、やくざな商売を行っており、お祭りの露天だったり、駅前でたたき売りなどを行って生計を立てています。

寅さんが育った場所は、葛飾柴又。その門前通りにあるとらやというお団子やさんが彼の実家です。

両親はすでに亡くなっているため、親代わりに育ててくれたのは、おじさんとおばさんです。
身内は母親違いの妹が一人だけ。それがサクラちゃんです。

全国を旅をしながら商売をしているのですが、ふらりと帰ってきてはおじさん、おばさん達と喧嘩をし、そしてまた旅に出て行ってしまいます。

その旅先で美しい女性と出会い恋に落ちる。ただ、その恋は毎回実らずに終わってしまうのです。

そして再び寅さんは旅に出ていく。その繰り返しがこの映画です。

一番の魅力は寅さんの人柄

一番の魅力は、やはり寅さんの人柄でしょう。
毎回、ふらりとやってきて、身内と喧嘩をしてしまうのですが、次に帰ってくるときはそんなことを忘れて再び帰ってきてしまう。

旅先で必ず綺麗な女性と出会ってしまい、必ず恋に落ちてしまう。
単純なその性格に観ている人は親近感を得てしまいます。

ただ、恋がうまくいきそうな時は、寅さん自身が及び腰になってしまいます。
それは生まれが関係しているのかもしれませんし、自分がやくざな商売をしているという自負があるからでしょうか。

シリーズの中で何度か好きと言ってくれる人がいたのにも関わらず、断ってしまったり、逃げてしまったりしてしまいます。
そんな恋愛ばかりしているくせに、時には人様の恋愛に対して説教をしてしまうこともあったり…。

最初の映画でも、妹のサクラちゃんに惹かれていた隣の町工場の青年だった博の恋愛に横やりを入れてしまいます。

しかし、サクラちゃんも実は博のことが好きで、最終的には結婚をするのですが、寅さんの横やりがなければ結婚までは進んではいなかったでしょう。

シリーズの中には寅さんが結び付けたカップルが何組か出てきます。
寅さん自身はうまくいかないのに、不思議なものです。

シリーズは計49作の大ボリューム

「男はつらいよ」は初めから観ようと思うとかなり大変です。
シリーズ48作に加え、特別編である1作品があるので、計49作あります。

なかなか時間もかかるので、全部を観るのは大変な苦労があります。
それに、最初の方はやはり時代が現代と大きく違うので、ジェネレーションギャップというか、びっくりする方も多いかと思います。

電車に乗るシーンがかなり多いのですが、初めは汽車が登場することもありました。
それに、駅も自動改札ではなく、駅員さんに切符を渡すのです。若い人はこの今とは違う点にかなり驚くのではないでしょうか。

また、ストーリーとしては必ず最後には再び寅さんが旅に出てしまうので、飽きてしまう人もいるかもしれませんね。

柴又に行けば、もっと作品を楽しめる

ふらりと旅に出て、ふらりと柴又に戻ってくる寅さん。

寅さんとして生きた渥美清さん。渥美清さんは、1996年に亡くなりました。
もう絶対に復活することのない映画です。

ただ、映画を観た人はなぜだか寅さんは旅に出てしまっただけという気持ちがあるかと思います。

柴又に行けば会えるのではないか。
そんな気持ちにさせてくれる寅さん。

実際に、柴又には寅さん記念館という場所があります。
柴又駅前にも寅さんの像とサクラちゃんの像が経っています。その寅さんの足は来た人が触るのでピカピカと光っています。

どうしてその足に触るのかというと、寅さん記念館の入り口には寅さんが看板を取り付けている様子になっているのですが、片方だけ草履が落ちてしまっているのに、片方はきちんと履かれています。

そのことにあやかって、落ちていない方の足に受験生が触れて、落ちないようにという祈りをこめたり、運がこぼれないようにという願いを込めて触る人がいるのです。ある意味パワースポットですね。

寅さん記念館は定期的にリニューアルもしているので、行く度に少し違う内容を楽しむことができます。
また昔の列車の車窓を表現したコーナーもあるので、電車好きの方にもたまらない場所となっています。

記念館の近くには矢切の渡しもあります。
これも映画の中で登場するのですが、歌にもなっている有名な場所です。

映画の最初のシーンを思わせてくれる場所なので、ぜひ記念館に寄った際には訪れると良いかと思います。

また、柴又で有名なのは帝釈天です。
こちらも映画の舞台として何度も登場しています。

境内で寅さんが落ちた葉っぱを取っていたり、お寺で住職とお話をしたり、様々なシーンが撮られています。

再び駅に向かう際には必ず寄っていただきたい場所があります。
それは「とらや」のモデルとなったお団子やさんです。

間取りのモデルとなったお店が今も残っています。
他にもこの門前町には映画を撮影する際に、控室にしていたお店もあったりするので、様々なお店を覗いていただくと、当時の様子が伝わるかと思います。

まとめ

「男はつらいよ」はシリーズ48作続いた大作です。
主人公の寅さんは旅をしながら商売をしているやくざな人です。

故郷は柴又。ふらりと戻ってくるけれど、そのたびに家族と喧嘩をしてしまい、また旅に出て行ってしまいます。

その先で、きれいな女性と恋に落ちるのですが、必ず実らないで終わってしまいます。
毎回同じようなストーリー展開ですが、観た人は必ず寅さんの魅力にはまってしまいます。

寅さんはもういないのですが、会いたくなった時には柴又に行けば寅さんを思うことができます。
温かい人情味のある街が待っています。