仕事の関係でヨーロッパに在住するようになってから早7年ほどになります。

若いうちはホームシックを感じることはほとんどありませんでしたが、在欧が長くなるにつれて日本が恋しくなることもしばしば。長期の休暇をとるチャンスさえあれば、日本に一時帰国をするようにしています。

日本に一時帰国をすることを家族や友人たちに告げると、必ずおねだりされるのがお土産。

何がいいかと聞いてみても、もちろん彼らは日本がどんなところかもわからないのですからただ「日本らしいもの」という返答しか返ってきません。

「日本らしいもの」ってどんなものでしょう。日本人のくせに、いざ言われてみると首をひねります。

日本には物が溢れており、お金さえあれば手に入らないものなどないと言っても過言ではないでしょう。

でも、日本らしいものであり、さらに海外でも使って喜ばれるもの、、というと種類は限られてきます。お箸や着物などは日本のお土産としては定番なのかもしれませんが、実際に海外で使用してもらえるわけではないのではないかと思います。

そこで今回は私が日本に一時帰国する度に購入したもので、実際に外国人たちが喜んで使用してくれた和小物たちをご紹介したいと思います。

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外国人たちが喜んでくれる和小物

外国人たちが喜んでくれるのは、和ろうそくだったり、和柄の小物入れだったり、寄木細工の箱だったりします。

それらのものの魅力はやはり、「日本特有のものでありながら、海外でも使用する場面が多い」ということでしょう。

ヨーロッパではキャンドルがよく使われるから、和ろうそくも受ける

ヨーロッパでは、日本のように夜にガンガンと電気をつけて部屋を明るくすることはありません。リラックスするために、ほの暗い間接照明を使用したり、キャンドルを使用したりします。

ヨーロッパでは誕生日やクリスマスなどのプレゼントに、キャンドルやキャンドル立てなどを贈ることはとても一般的です。

ですので、和ろうそくもきっと受けると思いました。

和ろうそくには美しい絵が描かれていることが一般的で、そういったものはなかなかヨーロッパでは見かけることができないからです。

贈った人たちは、皆一様に喜び、部屋に飾ったり、記念日に灯を灯したりしてくれています。

女性には和柄の小物入れが喜ばれる

和柄の小物入れなどは、女性に大変喜ばれます。

和柄のものは、当然ヨーロッパで購入することはほとんど不可能なので、ほかの人とデザインがかぶることがありません。

また、日本の小物は小さなところまでとても繊細にできていますので、それも嬉しいポイントなのだそうです。

子供には寄木細工の箱が喜ばれる

寄木細工の箱などは、特に子どもに大変喜ばれます。

デザインも海外にはないものですし、そのアイディアも大変面白く感じるようです。

そして、これらのものは安いものでは1000円前後で買えてしまうということも嬉しい点の一つです。

和小物を送って失敗した経験

そういった外国人たちの反応につられて、私も和小物に興味を持ちだしました。

日本に住んでいたときは、海外の製品の方がかっこよくて価値があるように思っていましたが、日本の物は、手が込んで美しく、クオリティの高いものがとても安く買えることが多いことに気づいたのです。

しかし、もちろんそれらの和小物が誰にでも受け入れられるわけではありませんし、贈って失敗してしまうこともあります。

和ろうそくはロウソク立ても一緒に送る

例えば和ろうそくは、海外のキャンドルと規格が違うので、ろうそくだけ贈っても役に立ちません。

和ろうそくを外国人に贈る場合は一緒にろうそく立てを贈ることが必要です。

小物入れなどを送る時の注意点

和柄の小物入れなどは、大抵ヨーロッパの人は喜びますが、コンサバな人は珍しいデザインを受け入れられないこともあります。

寄木細工の箱などは、開ける手順の大きい立派で大きなものですと、とんでもない値段がするというデメリットがあります。

喜ばれる確率はかなり高い

とはいっても、世の中には様々な好みを持つ人たちがいるのですから、誰にでも喜ばれるパーフェクトな品物など存在しません。

今回私が挙げたいくつかのものは、喜ばれる確率がとても高いものたちです。

今は自分で使うことも増えた

人に贈ることから始まって、和小物を見直した私は、今では自分でもそれらのものを使用することが多くなってきています。

始めは、その珍しさにつられて話しかけてくる人たちを目当てにして使用していたようなものでしたが、今ではすっかりその魅力のとりこになっています。

何も着物を着て、草履をはいて、全身和小物で生活をしたいというのではありませんが、バッグや鏡、ヘアアクセサリー、ピアスなど、身に着けるものの何かひとつに和柄の物が一つ入っていると、その他に身に着けているものが洋服+ジーンズだったりしても、おもしろいアクセントとなります。

外国人と話すきっかけにもなる

そういったものを身に着けて人に会った時などは、ちょっとした話のきっかけになることもあることが多いですし、外国に住んでいる私には特に、そういった小物が、自分が日本人であるというアイデンティティを保つ手助けさえしてくれるような気分になるのです。

和のデザインや模様は、体のなかにすっきりと浸透し、同調するような気がします。そのかわいらしさや、クオリティの高さを、みんなに教えたり自慢したくなります。

そういった考えを持つようになったのは、30代に突入してからです。自分の中に深く張った、日本人という根に気づくのは、ある程度年をとってからなのかもしれませんね。

まとめ

アメリカやフランスなど、海外のデザインのものはクール!と思っていましたが、実は身の回りにある「日本らしいもの」に素敵で特別なものってありませんか?

もしも興味があったら、そういったものを手に取ってみたり、身に着けてみたりしてみてください。

ちょっと今までとは違う気分になるかもしれませんし、外出すれば今までとは違う人たちが声をかけてきたりするかもしれません。

たかだか小物ですが、あなたに新しい世界を開いてくれるかもしれませんよ。