自分は26歳の理容師です。紹介する極真空手との出会いは小学一年生の時に、極真空手を習っていた父に連れられて道場に行ったのがキッカケでした。

小学校6年間通っていたのですが、その時はまだ極真空手の良さが分からず、また稽古が辛いのもあり中学校に上がるときにやめてしまいました。

しかし社会人になり、仕事や対人関係が上手くいかなかった自分は、そんな自分を変えるためにもう一度、極真空手を始めることに、その時自分から自分を変えたい鍛えたいという思いで始めた極真空手は、子供の時と違い充実感や緊張感を与えてくれ、精神的にも肉体的にも成長させてくれる大事な趣味になってくれました。

武道と言うと、名前は聞いたことあるけど実際どんなことをしているかわからないという方が多いと思いますので、今回は自分が学んでいる極真空手の良さや、普段どんな練習をしているのか、イベントがあるのか書いていこうと思います

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極真空手とは?

極真空手は、大山倍達総裁が創始した空手で今までの空手と違い、より実戦に近い空手を目指し直接打撃を当てる試合方法を提唱したフルコンタクト(直接打撃制)ルールの空手です。

空手自体は沖縄が発祥で沖縄の住民たちが武器の無い状態で島を守るために中国から伝わった武術を発展させたものです。それが日本本土に伝わり現在伝統派空手と言われる各流派に分かれていきました。

その内の一つ松濤館空手に入門した大山倍達が修行と真剣勝負を重ねたのち、更なる空手の発展の為にフルコンタクトルールの極真空手を作ったのが流れです。

近年過去のような派手さは無くなりましたが、総裁が活躍していた当時はメディアの報道中に闘牛と素手で戦い倒したりと人間離れした偉業に日本中で空手ブームが起きました。

肉体的にも精神的に自分を鍛錬できる

自分が極真空手が好きな理由はやはり本当に自分を鍛錬することが出来る点です。直接打撃を当てる、また打撃を当てられるという事は、相手への配慮がないと相手をケガさせてしまいますし、逆に自分の鍛錬不足があれば相手の何気ない攻撃でも怪我をしてしまいます。

その為道場の練習だけで無く、身体の鍛錬を怠らないことが必要になります。しかし、そんな毎日の気の持ち方が空手だけでなく、日々の生活に積極的に取り組む気持ちもつけてくれ、また困難な事や逆境にも、「毎日鍛錬して体力はあるんだ、何度でも挑戦して出来るようになってやろう」とめげなくなれました。

空手自体の奥の深さを学ぶのも楽しい

また、空手自体の奥の深さを学ぶ事も楽しいです。良く殴り合いをする空手という認識で極真空手は捉えられがちですが、しっかりと型や基本があります。

殴り合うのは組手と言われる練習方法だけで、ずっと殴り合いをする訳ではありません。自分の通う道場は基本の技の練習から始まり、次は移動しながらの技の練習、それから型、ミットやサンドバックを相手にし、最後に何回かの組手という流れで行います。

この最後の組手を上手くなるためには、ただ身体を鍛えるだけではダメで、最初の基本の技の出し方であったり距離の考え方であったり、様々な要素が絡みます。

また相手もただ殴られてはくれません。なのでどうすれば相手に良い一撃を与えられるのか、どうやって相手の攻撃を制すればいいのか、またそのための拳の突き方はどうか、蹴り技の出し方はどうか・・・そう考えていくと基本の技の研究、型の研究に戻ることになり、極真のみならず同じ武道の空手、その祖である中国武術、またムエタイ、ボクシングといった全ての武道、また準ずるスポーツの良さと、強さを学ぶ必要が出てきます。

そうして学ぶ中で極真の技の深さや新たな技の可能性に気付き、研鑽する道場生とその気付きや毎日の鍛錬を試しあう。そんなサイクルの中で日々武道というものに向き合うのが極真空手の醍醐味だと思います。

極真空手を始める時の注意点

興味があれば誰でも入門できるのが極真空手ですが、一番のデメリットはやはり危険と隣り合わせなことだと思います。

極真空手に限った事ではありません。伝統派空手、ムエタイ、ボクシング、キックボクシング・・・およそ武道と呼ばれる習い事や闘うスポーツは怪我が付きまといます。

稽古中は皆気を張っていますし、指導員も無理をしないよう促すため、余程の大怪我とはなりませんが、組手となれば打ち身の一つ二つは当たり前に付きます。

また道場によって空気感もまちまちです。自分の道場はどちらかと言えば少年部が多く、練習ウェイトもそちらに重きをおくようになる為、割とアットフォームな感じですが、世界大会選手の居るような道場などは練習もハードだったりします。自分に合った道場を見つける事も大切な事かも知れません

ネットを活用すれば、一人で練習をする事も可能な時代

最近は極真空手の技や考え方を伝える書籍も増え、図書館にも一・二冊は簡単に目に入るようになりました。道場通いをしなくても一人で練習をする事も可能な時代です。

ユーチューブで極真空手と検索すれば名のある空手家さんや現役選手等が技の解説、立ち回りの仕方、毎日の鍛錬法まで教えてくれているため興味のある方はまずそこから空手の世界や極真の世界に触れてみるのも良いかもしれません。

極真ではなく、伝統派空手の方の話になってしまいますが、中達也さんの動画は空手の技や身体の動かし方の奥深さ素晴らしさを見れる楽しい動画だと思います。

極真の技やテクニックを学ぶなら松井章圭さんのテクニック解説や長谷川一幸師範の解説動画は一度学ぶ価値があると思います。

また自身で学ばれる以外にお子さんの習い事にお勧め出来ます。自分は一応小学生で学んでいたときに黒帯を取らせて頂き、現在は戻った道場でその黒帯で少年部の指導をさせていただいてるのですが、どんな道場に行っても少年部はひたむきに真っ直ぐ練習や日々に取り組んでいる姿が印象的です。

いつも大人になった自分がもっと頑張らなくては、と逆に元気を貰えていたりするのですが、辛い稽古や組手の時の技の掛け合いで痛い思いを乗り越える事で、相手を思いやったりする心の強さを学んでいるんだと思います。

また帯が上がると下の階級の帯の子の指導や面倒を見るように道場では促されるため、そういった面倒見も良い子が多く見られます。

自身の経験としては少年部の時に嫌々ながらも辛い稽古をし続けたことが、現在上手く行かなかったり、思う様に成長しない自分に「小学校の頃の自分は辛い練習を嫌々でも耐えて続けて黒帯を取ったんだ、あの頃の自分がこれくらいで弱音を吐く大人の自分を見たら悲しむぞ」と奮い立たせてくれる。

ある種サッカーの本田の言う「リトル自分」を見つけられています(笑)

まとめ

自分を精神的にも肉体的にも強くしたい、という方に極真空手の良さや、楽しさが伝わればいいと思います。

ただ肉体を鍛えるだけでなく、学ぶ事で初めてわかる基本技の奥深さと可能性。そしてそれを実際に試し互いに刺激しあう、鍛錬しあう楽しさはただのスポーツではなく武道としての空手ならではの楽しみだと思います。

また初めて知った方、格闘技に余り縁が無い方にも今一度極真空手のイベント、大会、また試合の動画、最近では一撃KO集という手に汗握る動画もユーチューブに投稿されていますので、一度見てこの極真のダイナミックさや熱さを実感して頂きたいです。