私は47歳、主人、義理の母、中学生と小学生の子ども2人と暮らす主婦です。ごくごく平凡な家族です。

私は音楽を聴くことが大好きで、一日中YouTubeでお気に入りの音楽やおすすめリスト、最新曲などをかけながら家事にいそしんでいます。

私が紹介したいのは、『BYU Vocal Point』というアメリカの大学生によるアカペラグループです。

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『BYU Vocal Point』との出会い

3年前のクリスマスが近づいたそんなある日、「クリスマス ゴスペル」と検索した中にこのグループが入っていました。

家は一般的な仏教徒なのですが(!)、キリスト教音楽の荘厳なメロディーやゴスペルのパワフルさも好きで、その日も何かいい曲があればいいなと検索されたミックスリストをかけておりました。

そのミックスリストの大半はアカペラでした。

声のみで奏でる美しいハーモニーはやはり心打たれるものがあります。
よく知っている曲でもアカペラで聴くと気持ちが浄化されていくような、落ち着いた気分にさせてくれます。

改めて「ああ、アカペラもいいなあ」と思っていたところ、ミックスリストの何曲目かにそのグループがありました。

今までに聴いたことがない曲だったのですが、洗い物をしている手をすぐさま止め、もう一度聴き直しました。

曲を聴いたこともなければ、歌っているグループも初めて。
その曲では合唱団とコラボしているようで、男声のみのその調べは本当に奥深く、心の底まで染み込むようでした。

そのグループの名前はBYU Vocal Point。
歌っていた曲はNearer, My God, to Thee。讃美歌です。

後で分かったのですが、映画「タイタニック」にて船が沈没するシーンでオーケストラのメンバーが沈み続ける船上で演奏していた曲だそうです。

アメリカのBrigham Young University(BYU)、いわゆる大学のアカペラサークルグループであり、この曲は同じ大学の男子合唱団とコラボしていたのでした。

とにかくクオリティが高い!

なにより驚いたのがそのクオリティの高さ!

彼らはあくまで大学サークルの一員でありプロではありません。普段はれっきとした大学(院)生です。

その曲をきっかけに他の曲も検索しましたが、歌唱レベルはもちろんのこと、パフォーマンスやダンス、ステージの構成など、とても大学のサークル活動とは思えませんでした。

YouTubeにチャンネルを持っていてMVも多数あがっているのですが、これは大学の規則によりサークル活動としてある一定の距離内でしか移動ができないため、世界中の人に見てもらうためにネットにて公開するようになったとのこと。

また学業の評価点が高くないと、どれだけ歌唱力があっても入部できないそうです。
もちろん卒業すればグループからも脱退することになります。

このように彼らの本分はあくまで学生であり、しかしながらこのクオリティを保ち続けるのは、本当にすごいことだと思いました。

ここはアメリカの新興宗教団体が設立した大学で、おそらく「信仰心」に支えられているのではないかと思います。

私とは相容れない価値観ですが、しかし何かを信じ、そのために全身全霊を尽くすというのはどんなものであれ立派なことです。

宗教(モルモン教)的な要素には注意

私はなんの先入観もなくただYouTubeのミックスリストにあったから聴いた、ということなんですが、彼らのことを調べていくうちにどうしても避けられないものがあります。

それが先述した、彼らの母体である新興宗教。

「末日聖徒イエス・キリスト教会」通称「モルモン教会」です。ついこの間、不倫疑惑で騒がれた斉藤由貴さんや、古くはケント・デリカットさん、ケント・ギルバートさんなどが入信していることで有名です。

今ではあまり見られなくなったように思いますが、ヘルメットをかぶった外国人の二人組が自転車に乗って「アナタハ、神ヲシンジマスカ~?」と勧誘活動をしていました。

この団体、キリスト教の世界では、エホバの証人、統一教会と並ぶカルト集団として捉えられているそうです。

モルモン教は日本にも多くの信者がおり教会もありますが、他のキリスト教団体のホームページを見るとよく「モルモン教とは一切関係ありません」という注釈が書かれています。

このグループが好き=モルモン教徒だと誤解されるかもしれません。

メンバーが変わっていくのも楽しみの一つ

大学側による渡航距離制限があるようですので、日本で彼らを見ることは難しそうです。BYU Vocal Pointとして単独のホームページはありますので、情報やMVを見るにはまずはホームページを見るといいかと思います。

そこから各メンバー個人のSNSをみることもできます。9人組なのですが、卒業により必ずメンバーは脱退しますので全く同じメンバーが何年もいる、ということはありません。

入れ代わり立ち代わりするので、メンバーが変わった時のグループの雰囲気の変化を見るのも面白いと思います。

新興宗教が母体の大学、ということで他のアメリカの大学とはおそらく違うところもありますが、彼らのSNSを見ていると日本とアメリカの大学の違いにも驚かされます。

日本では多くの人が18歳の4月で入学し、専攻は一つ、そしてその選択した専攻で22歳で卒業、というパターンだと思います。

しかしアメリカは新学期は1年に4回あり、そのタイミングに合わせて入学・卒業することができます。

専攻も一つではなくダブルメジャー、つまり2つ専攻することができ、より多くの学問を興味を持って学ぶことができます(関根真理さんがケネディ元駐日大使とのインタビューで言っていました)。

また彼らの大半は在学中に婚約・結婚・子どもが産まれるといった経験をしており(モルモン教は早期の結婚を強く推奨しており、結果、子だくさんになるようです)、今どきの学生らしくSNSにてその様子をアップするので、(宗教的行事は別として)アメリカらしい結婚や子育てを垣間見ることができます。

また彼らの実力を知る一つの証拠として、グループのプロデューサーが在学中、アメリカの有名なアカペラオーディション番組に出場し上位に入ったことがあげられます。

ちなみにその時に優勝したチームは日本でパズドラのCMに出ていたペンタトニックスです。
その様子もYouTubeにて検索すれば見ることができます。

まとめ

グループの背景についてはいろいろ思うところがあると思いますが、ともかくミュージシャンとして本当に素晴らしいです。

大学のサークル活動をはるかに超えた完成度の高いMV(ほかのプロのミュージシャンと肩を並べて数々の賞にノミネート、受賞しています)やコンサートの模様、讃美歌のほかにもディズニーソングやボーイズバンド、クラシックなど楽しい音楽もあります。

クリスマスを迎えるこの時期、ぜひ一度彼らの声のみで奏でるハーモニーを聴いてみてください。

お気に入りをみつけたらCDやDVDをiTunesやspotifyにてダウンロード・購入することもできます。