私は20代の男性で10代の頃から週刊少年ジャンプを愛読している漫画好きです。

ここでは、そのジャンプ内で連載していて私が今一番好きな漫画である「ぼくたちは勉強ができない」という作品の魅力についてお話していこうと思います。

元々他の漫画が好きで読んでいたジャンプであり、年齢も年齢ですからその作品が終了したら購読を止めようと思っていましたが「ぼくたちは勉強ができないが終わるまでは購読するのだろう」と確信しています。

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「ぼくたちは勉強ができない」とは

「ぼくたちは勉強ができない」のジャンルは、いわゆる「ラブコメ」です。

主人公「唯我成幸(ゆいがなりゆき)」は高校3年生であり、大学推薦を勝ち取るために2人の美少女(彼女たちも3年生です)の勉強の面倒を見る事になります。

彼女たちはそれぞれ得意分野では天才的な能力があるのですが(古橋文乃は文系科目、緒方理珠は理系科目)、それぞれ真逆(古橋は理系、緒方は文系)の学部に進学しようとしているのです。

「真逆の分野でもある程度できるのだろう」と油断する唯我でしたが、2人とも成績は壊滅的で、小学生の方がまだその分野の勉強ができるというレベルでした。

一旦は夢を諦めさせようとする唯我でしたが、夢への切実な想いを2人から聞き応援する事を決意します。

その後、唯我が教えるメンバーにもう1名のキャラクターが加わり、物語が本格的にスタートします。

本命のヒロインが本当に予測できない

連載当初の「受験勉強漫画」というムードは薄くなり、現在はキャラクターの可愛さを楽しむための漫画になっているように思われます。

「勉強の堅苦しさ」をあまり感じないので、一読者として気楽に読む事ができています。

さて、ラブコメですから、メインヒロイン達はそれぞれ主人公である唯我の事が気になっています。そして、当然「誰が最終的に主人公と恋人同士になるのだろう?」という読み方ができます。

そして、この漫画の場合、現状本当に誰が「勝つ」のかが分かりません。

色々なヒロインキャラがいつつも「最終的はこのキャラが勝つのだろうな」と薄々分かるラブコメ漫画も多いですが(例:めぞん一刻の響子など)、ぼくたちは勉強ができないの場合は、あえてその辺りを読者に悟らせないようにしているという印象を受けます。

ですから、各ヒロインの行動一つ一つを「ああ、どうなるのだろう」とハラハラしながら眺める事ができます。

これは「本命が決まっていないからこそ」の楽しみ方だと思います。

ラブコメの世界観が合うかどうか

反面、タイトルの割に勉強要素がかなり薄くなっている分、いわゆる「タイトル詐欺」のように感じてしまう方もいるはずです。また、恋愛面の描写が多いので「高校3年生の癖に勉強もせずに何を……」思ってしまうかもしれません。

さらに、高校3年生であるにも関わらず、キャラクターの言動が比較的幼く、特に恋愛観に関しては小学生レベル程度に見える事もあります。

それから、ヒロインの1人である緒方が文系の学部を志望する理由が「趣味であるボードゲームで全く勝てないので、人の心を学んで勝てるようになりたい」という、軽薄とも受け取れる理由である事が気になる方もいるかもしれません。

全体的に「生ぬるい」世界観ではありますので、苛立ってしまう方もいるかもしれません。

最も好きなキャラクターは、光と闇を持つ「古橋文乃」

私がぼくたちは勉強ができないの中で、最も好きなキャラクターは「古橋文乃(ふるはしふみの)」です。現状の彼女の立ち位置はラブコメにしては珍しく「他のヒロインの恋愛をサポートする役目」となっています。

しかし、彼女自身本当は唯我の事が気になっていますから(コメディ的表現に収まってはいますが)心を痛めながら、他のヒロインの後押しをしている形になっています。

恐らく、彼女が自分の恋心をはっきりと自覚した時がこの物語の最大のターニングポイントになるはずです。

明るいキャラクターが多いのが本作品の魅力であり、古橋自身もよく表情の変わる楽しい人物なのですが「ある教師との確執」があったり「父親の影響で威圧的な男性が苦手」であったりと、実はかなりの「闇」を抱えている女の子でもあります。

その辺りの事が解決に向かう際は、作品の雰囲気も一気に重くなるかもしれません。そんな「古橋の光と闇」が私にはとても魅力的に映ります。

デフォルメ表現のギャップが可愛くて好き

さて、話は変わりまして、この作品内に出てくる「デフォルメ表現」が非常に可愛いらしく私は気に入っています。

普段は紛れもない美少女である彼女たちですが、事あるごとに「おまんじゅう」のような輪郭にデフォルメされて描かれており、そこに小動物的魅力を感じるので私はたびたび癒されています。

特に「おまんじゅう顔」が可愛らしいのは、緒方だと私は思います。身長が143センチとそもそも小柄であり、小動物的である彼女のデフォルメは非常にキュートであり、この漫画のファンからの評価も高いようです。

ことに緒方が「美人」に描かれてから、何か一悶着あって次のページなどで「デフォルメ顔」になっている時は、そのギャップも相まってかなり面白いです。

まとめ

ぼくたちは勉強ができないは「勉強漫画」の皮を被った「癒されラブコメ」であると言えるでしょう。しかし古橋が抱える闇をはじめ、全員が受験生である事を考えると「根底はシリアス」な漫画であるのかもしれません。

「誰が主人公である唯我の心を射止めるのか」「全員希望の大学に進めるのか」などをハラハラしながら読む事のできる作品に仕上がっていると思います。

彼女たちのおまんじゅう顔に癒されつつ、これからも彼女たちの人生を見守っていくつもりです。