私は現在30代の独身女性で、独り暮らしをしています。合気道との出会いは、小さい頃のテレビゲームでした。対戦格闘ゲームの中で、合気道で戦うキャラクターが出てきたのです。

このときは何となく面白そうだな、かっこいいなと思う程度でしたが、大学時代にサークルや部活を選んでいるときに合気道部の文字が見え、やってみたいなと思うようになりました。

大学では結局合気道部へは入部しませんでしたが、事あるごとに「やってみたいな」という思いを感じることがありました。

今回はそんな「合気道」についてご紹介していきます。

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動く禅とも呼ばれ、世界中で人気の『合気道』

「合気道」とは、「天地の“気”に合する道」という意味合いがあります。

武道家である植芝盛平が、大正末期から昭和前期にかけて始めた武道です。

日本古来の柔術・剣術などの研究ののち、独自の精神哲学で体系化された、体術を主とする総合武道と言えます。

日本では、柔道・剣道・空手道等と並ぶ、代表的な武道のひとつに数えられています。力技ではなく、合理的に体を使うことにより、相手を傷つけずに制することが特徴です。

稽古を通して、心身の練成、自然との調和、世界平和への貢献など、理念があります。

その高い精神性などから、欧米では「動く禅」とも言われていて、現在では世界中で学ばれています。

基本的には、二人一組で約束稽古を行い、投げ技・関節技を行っていきます。段級位制はとっていますが、戦う武道ではないので、試合というものがありません。

女性や子供でも学びやすく、付き合いやすいところが好き

合気道は女性でも子供でも取り組みやすい武道と言えます。

女性では、よく護身術用に合気道をならうというのが言われますが、決してそういう目的でなくても、体力をつけるためであったり、精神を鍛えるためであったり、単なる習い事のひとつであったり、目的は様々でいいところが魅力のひとつです。

他の武道、例えば柔道や剣道などでは、どうしても「強くならなければならない」という思いが出てきたり、周りからも「強くなるように」と言われたりなど、プレッシャーがかかることが多いように思います。

しかし、合気道はそもそも試合がないので、「強くならねば」という義務感がありません。

むしろ、強くなって相手を打ち負かそうという気持ちは、合気道には逆効果とも言えます。打ち負かそうと思うと、気持ちの上でも身体的にも、相手とぶつかるようになってしまいます。

合気道は、気を相手と合わせる必要があるので、ぶつからずにそらしたり、相手と一緒の方向を向いたりする姿勢が重要です。

稽古を通して、そういった精神性が鍛えられる点が一番の魅力となっています。

そういったことが影響しているのか、合気道の練習仲間は皆ほんわかとした雰囲気を持っています。付き合いやすいコミュニティだと感じています。

相手を打ち負かすことが好きな人には合わない

合気道は試合がない武道なので、血気盛んに相手と戦って白黒をつけたいと思う人には向かない武道かもしれません。

また、一応昇級・昇段はありますが、技が型どおりできたからといって、その試験を受けられるかどうかとは別問題です。

道場の師範と呼べるような人は、その人の精神面・礼儀などもよく見ているので、一見強くなったからと言って簡単に昇級・昇段はさせないようです。

合気道を学んでいるとこのことがだんだんと分かってくるのですが、どんどんと先に進みたい人には向かない武道です。

また、型についても、会派や道場が違うだけで、足の運びなどの体の使い方が大きく違ったりするので、正解を求めがちな人は若干もやもやとするかもしれません。

武具いらずで、怪我もしにくいので気軽に始めやすい

合気道は、剣道などのように武具をそろえる必要がありません。

月に数回程度以上継続して稽古したいという人には、月謝と稽古着くらいは必要ですが、それ以外にお金がかかることはまずありません。

私が行っている道場は月謝が3000円で、月に10~15回程度の稽古日があるのですが、いつ何回行ってもいいというようになっています。

体を軽く動かしてみたい、ちょっと習い事をしたい、という人には打ってつけの習い事なのではないかと思います。

怪我をしにくいというのも特徴です。

最初のうちは受け身をちゃんととれるように練習します。頭を打たないようにしたり、関節を傷めないようにするのに必要なことです。

二人一組で稽古しますが、受け役が初心者の場合は、相手方は受けをとりやすいようにしてくれるので、力に逆らったりしない限り、怪我をすることは少ないです。

(それでも、関節技が多い武道なので、体が硬かったり、既に傷めたりしている人は無理をしない方がいいです。)

自然と体幹が鍛えられ、姿勢が良くなる

インナーマッスルが鍛えられ、普段の姿勢が良くなるのも、合気道の特徴なのではないかと思っています。

他の武道でも同様ですが、基本のスタンスが重要で、体が慣れてくると、日常の普段の姿勢も変わってくるように思います。

実際に周りの人から、身のこなしがスッとしている、と言われたことがあります。

合気道をちゃんとやると、自分の体の重心や軸が分かってくるようになるので、自然と体幹が鍛えられて姿勢が良くなるのだと思っています。

いつまでも学べることがある武術

合気道は、初心者も有段者も同じ気持ちで学べる、というところも魅力です。

師弟関係のようなものはなく、初心者は技のかかる不思議を体験できますし、有段者であっても初心者から学ぶことは多かったりするようです。

初心者に教える中で新たな気づきを得るなど、極めきることがないところが面白いと思っています。

袴を着れるのも魅力

あとは、合気道では袴を着れるのが、個人的には魅力です。

袴姿で颯爽と技をかける姿は、とてもかっこいいものです。

ある程度昇級しないと袴は着れないので、今はまだ稽古着のままですが、いつか着て稽古してみたいと思っています。

まとめ

合気道は「戦わない」武道です。

力をぶつけるのではなく、力を合わせて技をかけます。その稽古を通して、高い精神性を得ることが目的のひとつです。

実際に学んでみると、合気道は女性でも大変取り組みやすく、続けやすい武道だと感じます。

激しい武道ではないので怪我もしにくいですし、続けるのに費用もさほどかかりません。

稽古を続けていくと、自然と姿勢が良くなり、体力も少しずつついてきます。

合気道を始めたきっかけは、何となく面白そうだったから、という理由からでしたが、実際取り組んでみると面白さや不思議さは次第に大きくなってきています。

今後も合気道を続けていき、心身共に鍛えていこうと思っています。